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2016.09.08
- 六甲有馬ロープウェー
見えないところをご紹介♪
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
にぎやかな夏休みも終わり、六甲山も静けさが戻ってきたかと思いきや、
台風発生のニュース…不安定な日が続いていますね。
ところで先日、お客様から「平こう索はどこですか?」と聞かれました。
別のお客様もゴンドラの上のほうを熱心にご覧になっていました。
ロープウェーってどう動くのかが分かりづらい乗り物なのでしょうか?
お客様には見えづらいところですので、どんな風にロープがゴンドラに付いているのかご紹介したいと思います。
ゴンドラには曳くロープと曳かれるロープが付いています。
写真はゴンドラの走行部です。
曳くロープは「曳索(えいさく)」、曳かれるロープを「平こう索」と言います。
曳索はモーターのある山頂駅を通り反対側のゴンドラまで繋がっています。
平こう索はおもりのある有馬駅を通り反対側のゴンドラまで繋がっています。
このおもりのおかげでロープ全体の緩みや張りを調整して、水平方向から急こう配へとダイナミックな動きでも安定した走行ができるのです。
英語では平こう索を「Balance rope(バランスロープ)」といいます。
そして両方ともロープの端っこを留めているのがソケットです。
写真は平こう索のソケットです。
このソケットの中は円錐形の空洞になっています。
ロープの端っこはソケットの中で合金加工され、抜けない構造になっています。
写真は合金加工されたロープの端っこです。
ちなみに重量は曳索が6.4ton、平こう索が3.6ton、ゴンドラは2.6tonそこにお客様の荷重が加わって…これだけの重量をこのソケットが保持しています。
簡単でしたがロープウェーの手(?)についてご紹介させていただきました。
これからも順次、お客様の見えないところをご紹介させて頂きます。
9月に入り六甲山はとても爽やかになりました。
日中でも空気が澄み、眺望がとてもよくなる季節です。
みなさまのお越しをお待ちしています。
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